泣き笑いの情感に辿る日系史
「北米川柳道しるべ」から
(立退き・大統領令9066号)
忘られぬ我が家見送りバスに乗り
泣けるだけ泣いた車窓にまぶしい陽
(サンタアニータ競馬場・仮収容所での馬小屋川柳)
どこまでも不運馬臭を嗅がされる
馬小屋に住んでニンジン食わされる
(強制収容所)
ドラフト(徴兵)の記事を見る子に不安に居
日本語で鳴くこほろぎをじっと聴き
(帰還・出直し)
さげすみの涙に一人ミシン踏む
子と孫を博士にさせたローンモアー
・・・ 川柳「ガーデナ風雲禄」より ・・・
いずれ皆 国籍問わぬ土になる
(下に追加掲載)
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4年前に「ガーデナー風雲禄」(川柳)で当セミナーに登場して頂いた関さんにまた是非と再登場をお願いしました。
最初の北米川柳会が出来て100年、日系史100年の歩みの中に埋もれている川柳の一句一句を関さんが味わい深い解説と共に編纂しました。日本から太平洋を渡った川柳は強制収用や人種偏見を乗り越え日系庶民たちの希望と笑顔を未来に今に繋いできました。汗と涙と笑いの川柳で日系先人たちの一歩一歩の足跡を辿る旅をご一緒しましょう。
(以下、関さんからのセミナーに寄せる言葉の一部です。)
拙書「北米川柳道しるべ」をテキストに腹の底から笑える句、心に沁みる句などを紹介しつつ、先人のしたたかだけれど奥ゆかしい、危なっかしいけれど同情を禁じえない日常を追体験してみようではありませんか。スライドをお見せして視覚的にもご理解できるよう用意します。幸い庭園業連盟会館という由緒ある場所を提供して頂きましたので、日系史に興味ある方や文芸人のみならず、ガーデナー関係の方々もご来場下さい。さらに、せっかくの機会ですので、絵本の出版にかかわっておられる(目指しておられる)方ともお話できれば光栄この上ありません。〈三脚〉
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