賀川豊彦(1888-1960)
は今、殆どの日本人によく知られてはいない人物ですが欧米のクリスチャンの世界では有名な人物で、1932年に彼の伝記が米国人により書かれ9ヶ国に訳され世界的知名人になりガンジー、シュワワイツアーと並び世界三大偉人とまで言われた人です。
彼は日本の近代化の過程で社会が生んだ諸問題の中で苦しむ弱者の為に生涯を捧げ、労働運動、農民運動、 普選運動、災害復興運動、世界平和運動、と幅広く活動し日本の社会制度に大きな影響をもたらしました。
若くして結核にかかりあと2年の命と宣告され、死ぬのなら残りの人生を人の為に捧げようと当時日本の最大のスラムに身を投じ14年そこに住み悲惨な現実に苦しみながらも救援、教養活動を続けたクリスチャンの人物です。
1912年に自伝小説「死線をこえて」が発刊されその崇高、数奇な体験に多くの人が驚きその印税は
現代のお金で10億円を越えると言われる程の大正時代空前のベストセラーになり、そのお金で更に多様な社会福祉運動を進め日本社会に幅広い貢献をしました。
1932年の伝記刊行時にボストンのアリーナで流暢な英語で行った講演には1万2千人の聴衆が詰めかけ、LAにも3回訪れパシフィック・パリせードにはカガワ・ストリートが命名さらカガワ・デーまで制定された当時日本人で一番尊敬を受けた人物です。 2度も投獄されながらもノーベル平和賞の候補に2度
(1955, 60)も推薦され72歳で没するまで活動を続けました。
今年2009年は賀川豊彦がスラムに身を投じて100年目に当ります。今、余り記憶されていない賀川豊彦の生涯と精神、その実績と生き方を振り返りこの日本の誇るべき世界的偉人を再認識する事は意義があると思います。それを動機としてこの講演会を準備しました。 ご関心ある方の参加を歓迎します。
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